VISTA ルール

Visitor Identification, Segmentation and Transformation Architecture(VISTA)は、レポート変数を入力するためのサーバー側のアプローチです。VISTA は、訪問者のセグメント化ルールを使用して、すべてのオンラインデータをリアルタイムでセグメント化します。これらのルールにより、サイトに複雑なロジックを実装することなく、選択するほぼすべての方法でデータの変更やセグメント化が可能になります。VISTA を使用して、訪問者のセグメント化ルールを無制限に定義できます。

例えば、eVar1 = "News" のトラフィックをセグメント化してレポートスイート A に送信し、その他のトラフィックをすべてレポートスイート B に送信したい場合、VISTA では、受信するすべてのサーバー呼び出しに対して自動的にこのロジックを実行できます。

VISTA 処理は、データが収集されてからマーケティングレポート、data warehouse、ASI または ad hoc analysis に表示されるまでに実行されます。サーバー側のデータ操作は、イメージリクエスト経由でデータが届く際に行われます。

注意: VISTA ルールは、マーケティングレポート内では遡及されず、既存のレポートにロジックを適用するために履歴データを再処理することはできません。ただし、VISTA ルールを ASI スロットに適用して、このロジックを主要セグメントに適用することができます。ASI では、履歴データにセグメントを適用することもできるので、事実上、ASI を使用して VISTA ルールを履歴データに適用することができます。

VISTA ルールは、HTTP ヘッダー内のデータ、およびコードで送信されるすべてのデータエレメントに作用させることができます。導入コンサルタントと協力して VISTA ルールを定義し、ルールをプログラムしてテストするための仕様を作成します。

VISTA の用途

VISTA は以下を実行するために使用できます。

  • データをドメイン名別、URL パターン別、またはディレクトリ別のレポート スイートにセグメント化する。
  • cookie(cookie の値が変数に渡される場合)、IP アドレス、オペレーティングシステム、ブラウザーのタイプまたはバージョン、あるいは実装によって入力された変数の値など、ユーザー関連のデータに基づきデータをセグメント化する。
  • データを複数のレポートスイートに分割またはコピーする。
  • JavaScript 変数値をデータベースでルックアップ値として使用し(データベース VISTA ルールと呼ばれる)、Analytics に渡された値に基づいてデータに動的に変更を適用する。

レポーティングアーキテクチャ内にサーバ側の VISTA ルールを実装する方法は、自身の Web アーキテクチャ内に複雑なロジックを実装できない Web サイトに最適です。VISTA ルールは 1 つの中央ロケーションにプログラムされて保存されるため、更新を迅速かつ容易に行えます。これは、サイトの変更や新規の処理ルールの展開が困難で多大な時間を要することの多い、大規模な分散サイトや多様な子会社を持つ会社に最適です。

一般的な VISTA ルール

VISTA ルールの導入と更新は、アドビのエンジニアリングサービスが、お客様のご協力を得て、貴社のビジネスニーズを理解し、それらのニーズに対応するルールを作成することで行います。アドビ システムズ 株式会社は、VISTA ルールの実装に追加料金を申し受けます。VISTA が提供する多数の可能性についてご関心があれば、Adobe のアカウントマネージャーにお問い合わせください。